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小6女子放火 このNEWSから見える時代とマスコミの恐ろしさ [芸能 NEWS]

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今回取り上げるのは、こんなNEWS。

『小6女児が放火か「暑くてイライラ」千葉で住宅全焼(13/08/13)』



理由が凄いですよね。「暑くてイライラ」したから放火した。




このNEWSから、2つの点で恐ろしさを感じたので書き記したいと思います。⇓



事件の内容は、以下の通り。

千葉県我孫子市で8月12日、木造平屋建ての住宅が全焼する火事が発生しました。

zshf.jpg

我孫子署は、現住建造物等放火の非行事実でこの家に住む市立小学校6年生の女児(12)を補導し、児童相談所に通告した。

我孫子署によると、女児は火をつけたことを認めている。

理由は「暑くてイライラして、ライターでふすまに火を付けた。この家で母親と暮らすのが嫌だった」と話しているという。

女児は母親と姉(13)、母親の元夫(44)と4人暮らし。





まず驚くべきは、少女の犯行理由ですね。




確かに毎日暑いです。




しかしいくら暑くても、イライラして放火というのはかなり強烈な行動ですね。




イライラを解消する方法がどこにも無かったのでしょうか。




ここからは推測ですが、女児は母親と姉(13)、母親の元夫(44)と4人暮らし・・・とあります。
元夫ということは、円満な家庭環境では無かったのかもしれません。
「この家で母親と暮らすのが嫌だった」という事も話しているので、
家庭環境の息苦しさが犯行の真意だったのかもしれなしですね。




しかしそんな理由で放火が許されるなら、日本中が火災だらけになります。




「家庭環境が悪かったんだから、放火してもしょうがない」では済まされないので、
しっかり罪の意識を持たせて償う事が必要だと思います。




そして、もうひとつ驚くべきなのがマスコミの発表の仕方。





驚くべきというか、またそういう切り口かよ・・・と言うか。




NEWSのタイトルが

『小6女児が放火か「暑くてイライラ」千葉で住宅全焼』

とあります。




明らかに「暑くてイライラ」した少女の異常度を誇大化させたタイトルです。




私もこのNEWSを初めて見た時には「マジかよ!暑いって理由だけで放火?怖ー。」と思ってしまいました。




事件の内容をちゃんと読めば、少女の犯行の真意は「暑かった」からではなく「母親と暮らすのが嫌だった」だと思います。




しかし、人々の興味を誘うためにマスコミは「暑くてイライラ」を強調する。





利益のために手段を選ばない、マスコミの汚いやり方にはいつも疑問を覚えます。





誤解を招くことなく正確に事件を伝えるのが、報道の正しいあり方ではないのでしょうか。





それとも、思わず読みたくなってしまう、見たくなってしまう人間の心理を突いたテクニックで勝負したもん勝ちなのでしょうか。




マスコミが作り出す世界によって、人々は悲しいかな右にも左にも振り回されてしまいます。




「今年は○○が流行っている」

「最近の若者は○○だ」

「今は景気が良くないから○○~」etc・・・。

自分でしっかりと調べない人自体にも問題はあるかもしれませんが、
「マスメディアで報道されている事は事実だ」
と基本的に信じているのが民衆です。というか信じたい。




疑いの目でNEWSを読むなんて本当は嫌なので、しっかりと誇張しすぎないマスメディアになってほしいですね。


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